SSブログ

第2412回 ホンダ、インドネシア二輪生産2500万台突破 AT投入で商品戦略を加速 [海外市販車]

ホンダ、インドネシア二輪生産2500万台突破 AT投入で商品戦略を加速

 
 ホンダは15日、インドネシアでの二輪車の生産台数が1971年の生産開始以来、今月3日で累計2500万台を突破したと発表した。海外市場でホンダの2輪が2500万台を突破するのは、インドに続き2カ国目。経済の急成長が続くアジアの新興国では、生活の足として欠かせない2輪車の販売が堅調で、ホンダの業績を牽引(けんいん)する“稼ぎ頭”になっている。

 今後も、インドネシアに売れ筋のオートマチック(AT)車を相次いで投入するなど、新興国での商品戦略を加速させる考えだ。

 ホンダは現地企業と技術提携する形でインドネシアへ進出。2000年12月には、エンジン・車体の組み立てや卸販売の機能を集約した合弁会社「ピー・ ティ・アストラ・ホンダ・モーター」を設立した。現在は計3工場で、年310万台の生産能力を誇る。ホンダでは、インドの490万台に次ぐ、世界で2番目 の生産能力だ。

 インドネシアで生産した二輪車は、大半を同国内で販売している。販売台数は、07年が214万1000台、08年が287万5000台と順調に拡大。09年1~8月は世界的な不況のあおりで、169万8000台と前年割れながら、1割程度の減少で推移している。

 インドやタイ、ベトナムなど他のアジア諸国でも販売は堅調。燃費や耐久性に優れた小型二輪車「カブ」シリーズが、各国で根強い人気を集め、新興国の重要な移動手段として活躍していることが大きい。

 新興国をはじめ堅調な二輪車事業は、ホンダの業績の牽引役でもあり、09年3月期の通期決算では、営業利益の半分を稼ぎ出した。今年4~6月期も、二輪車事業が56億円の連結営業黒字を確保し、赤字の四輪車事業と対照的な結果になった。

 ホンダにとっては、「他社にない強み」(近藤広一副社長)となっており、今後も新興国への攻勢を加速させ、二輪車事業を強化する考えだ。

 具体的には、インドネシアでは今年1月に、主力モデルであるカブタイプの「レボ」をフルモデルチェンジしたほか、7月にはインドネシア初となる前・後輪連動ブレーキシステムを搭載したAT車「バリオテクノ」を発売した。

 新興国でも、ATモデルへの需要が高まっており、現地のニーズに合わせてラインアップ充実させ、顧客層を広げ、シェアアップにつなげる戦略だ。(山口暢彦)
 
  

 
  

インドネシアで二輪車生産 ホンダ、累計2500万台

 

 ジャカルタ=野沢康二】ホンダは15日、インドネシアでの二輪車の累計生産台数が2500万台に達したと発表した。世界3位の同国市場は再び上昇基 調に転じており、ホンダの8月の国内販売は1月に比べ6割以上増えた。ヤマハ発動機も今年通年で史上最多だった昨年を上回る販売を見込んでいる。

 ホンダは同国で1971年に二輪車の生産を開始。2007年11月に2000万台を超えてから2年弱で500万台上積みした。イスラム教の断食明け前で好調だった8月の販売は29万2000台で、史上最高の08年で単月のピークだった前年同月とほぼ並んだ。

 ライバルのヤマハもホンダと同様に回復基調で、8月の販売は27万9000台と前年同月比で25%増えた。年初には通年の販売が昨年の246万6000台を下回るとみていたが、市場の回復が早く250万台前後に上方修正した。(01:26)

 
  

 
  

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

トラックバック 0