第3496回 米ボーイング「787」、試験飛行プログラムを完了－当局の承認間近

米ボーイング「787」、試験飛行プログラムを完了－当局の承認間近
８月17日（ブルームバーグ）：米航空機メーカー、ボーイングの次世代中型旅客機「787」（ドリームライナー）は１年８カ月にわたる試験飛行プログラムを完了し、来月見込まれている就航に向けて当局の承認を得るための最後の障害を乗り越えた。 ボーイングの17日の発表によると、９機目のテスト機が13日、モンタナ州ビリングスからシアトル近郊の自社工場まで１時間半の試験飛行を行い、試験プログラムが終了した。初納入に向け、今後は米連邦航空局（ＦＡＡ）による審査事務手続きの確認作業などが必要となる。 ボーイングの広報担当者、ローリ・ガンター氏によれば、義務付けられている全ての条件が満たされ、これ以上の試験飛行が必要でないことを確認しなくてはならなかったため、試験プログラム完了を発表するまでに４日かかったという。