第4036回 ホンダ:逆転勝訴 米燃費広告訴訟 [海外市販車]
ホンダのハイブリッド車の燃費が広告よりも悪く予想外のガソリン代出費を強いられたとして、米国の女性が損害賠償を求めた少額訴訟の控訴審で、ロサンゼルス郡地裁は9日、9867ドル(約79万円)の賠償を命じた1審判決を破棄、ホンダの逆転勝訴を言い渡した。 女性は1審後、同様の訴訟を起こすよう他の購入者に広く呼び掛けており、控訴審はホンダに有利な判断となった。少額訴訟は2審制で、これで判決が確定する。 ただ、同様の不満を持つ購入者による集団訴訟では、和解金の支払いで合意。燃費をアピールする際、慎重さを求められる状況に変わりはなさそうだ。(共同) |
第3111回 ホンダ:燃費改善の「アコード」、8月に米国発売 [海外市販車]
ホンダ:燃費改善の「アコード」、8月に米国発売 | |
6月24日(ブルームバーグ):ホンダは米国が求める燃費基準と同国市場で激化する韓国のヒュンダイモーターカンパニー(現代自動車)との競争に対応し、 最も人気の高い車種「アコード(インスパイア)」の燃費を改善する。 ホンダの米現地法人、アメリカン・ホンダ・モーターはウェブサイトに掲載した文書で、8月に投入する4気筒エンジン搭載の2011年型「アコード」セダンとクーペの燃費性能は、市街地走行時が1ガロン当たり推定23マイル (約37キロメートル)、高速走行時は同34マイルで、それぞれ21マイルと31マイルから改善すると発表した。同社の広報担当、クリス・マーティン氏は、合わせた燃費は1ガロン当たり27マイル(27mpg)になると述べた。 米エネルギー省のウェブサイト資料によると、現代自の11年型「ソナタ」セダンとトヨタ自動車の11年型「カムリ」の燃費はいずれも26mpgで、アコードはこれを上回ることになる。 |
第3110回 ホンダ CR-Z、米国価格は174万円から [海外市販車]
ホンダ CR-Z、米国価格は174万円から | |
米国ホンダは22日、ハイブリッドスポーツの『CR-Z』の価格を公表した。ベース価格は、1万9200ドル(約174万円)からという戦略的設定だ。 米国向けのCR-Zは、2グレードを用意。「CR-Z」(ベース)と「EX」だ。ベースグレードでも、6スピーカーオーディオ、オートエアコン、リモート エントリー、クルーズコントロールと装備は充実する。 上級のEXは、ベースグレードに加えて、サブウーハー付き7スピーカー360Wオーディオ、Bluetoothハンズフリーリンク、レザーステアリングホ イールなどを標準装備。両グレードともに、トランスミッションは6速MTとCVTだ。 今回、米国ホンダはCR‐Zの価格を発表。そのベース価格(6速MT)は1万9200ドル(約174万円)とアナウンスされた。日本での価格が226.8万円からである点を考慮すると、戦略的な設定が際立つ。米国で必要な納車費用の750ドル(約7万円)を加えても、1万9950ドル(約181万円)から というプライスだ。 また、上級のEXグレードは、2万0760ドル(約189万円)から。EXのナビゲーション付きは、2万2560ドル(約205万円)からと公表された。 日本仕様と米国仕様の大きな違いとして、日本仕様はリアシートがある4名乗り、米国仕様は2シーター(リアは収納スペース)という点が挙げられる。その点 を考慮しても、CR-Zの米国価格は戦略的だ。ちなみに、『インサイト』の現地価格は1万9800ドル(約180万円)からで、日本のベース価格の189万円からと、大差はない。 CR-Zは現地では8月24日、販売がスタート。米国ホンダはプライスを武器に、CR-Zの拡販に乗り出す構えだ。 |